急性中耳炎の治療方法としては、まず症状が軽い場合は抗生物質を服用して炎症を抑えます。これで炎症が治まる場合もありますが、症状が改善しない場合は中耳に溜まった膿を鼓膜切開により外に出します。溜まりすぎて自然に鼓膜が破れて耳だれとなる場合もあります。
破れた鼓膜はすぐに修復しますが、鼓膜切開を嫌がって膿を溜めたままにしておくと、滲出性中耳炎に移行して難聴気味になってしまう場合もありますので、早期発見早期治療が大切になります。以前紹介した「子どもはぜんぜん悪くない」にも書いてありましたが、著者の佐藤弘道さんのご長男も急性中耳炎の治療が遅れ、難聴気味になってしまったそうです。
急性中耳炎の耳の痛みや耳だれは数日で引きますが、中耳に何日か滲出液(しんしゅつえき)が溜まっているので、きちんと完治するまで受診をした方がよいです。自己判断で治療を止めてしまうと、滲出性中耳炎や慢性中耳炎に移行する場合があるので注意が必要です。ぜひ医師の判断を仰ぎましょう。
急性中耳炎の予防法として、鼻炎などの鼻水が出る症状がある場合と、喉に扁桃腺肥大などの慢性的な炎症がある場合は、その症状の治療があげられます。これらの症状は、その重度や状態も人それぞれなので、それぞれに合った治療を行うことが大切になります。また一度急性中耳炎に罹ったことがあるお子さんは、風邪をひいたときなどは早めに小児科や耳鼻科を受診することをオススメします。
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