妊娠5ヶ月目の戌の日に、妊婦さんのお腹に岩田帯(いわたおび)と呼ばれる腹巻を巻いて、出産の無事を祈る行事を【帯祝い】と言います。戌の日に行うのは、犬のお産が軽いことと多産であることにあやかる為なんですね。この【帯祝い】は妊婦さんに、お母さんになるための自覚を促すきっかけともなるようです。医学的に見ても、腹帯には腹部を保護したり暖めたりする効果がありますので、とても大切な行事の一つですね。
◇帯祝いのしきたり
【帯祝い】に使用する岩田帯は、妊婦さんの実家から贈るのがしきたりです。正式には儀式用の紅白の絹帯と普段用の白い木綿の帯を重ねて贈ります。お祝いに使った帯は、あとで赤ちゃんの産着や祝い儀などに仕立てます。最近では実用性を兼ねて、着用の簡単なガードルタイプやコルセットタイプの腹帯を贈ることが多いようですね。【帯祝い】には帯親(おびおや)として子宝に恵まれている夫婦をお招きして、その奥さんが妊婦に帯を巻きます。その後、両家の両親や帯親などが集まって祝膳を囲みます。
◇帯祝いのポイント
【帯祝い】はあくまでも内輪のお祝いなので、戌の日にこだわらず妊婦さんの体調の良い日を選びましょう。妊婦さんに無理をさせては意味が無いですからね。また最近では儀式的な堅いものは行わず、両家の両親と近い身内を招いて簡単なお祝いをすることが多いですね。お世話になった方へ報告をする程度でも良いでしょう。
◇帯祝いの贈答
最近では【帯祝い】に親から贈る岩田帯も、実用的なものか、帯の代わりに現金を贈るケースがほとんどです。【帯祝い】に招かれた場合も、マタニティウェアやタオルなど実用的なものや、出産準備のために現金を贈るのも良いでしょう。金額的な目安は3,000円から5,000円くらい。その際の表書きは『御帯祝』で良いです。
【帯祝い】のお返しは特に必要ありません。後日お礼状を出すのが良いですね。また病院などで個別に腹巻の着帯指導を頼んだ場合のお礼は、『御礼』『御祝儀』として診察料と別にお金を包むこともあります。ご両親などに相談して決めるのが良いかもしれませんね。
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